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栽培について

香辛子の育て方

★香辛子は苗で販売されていますので、苗からの育て方について記載します。

★苗は下記サイトもしくはホームセンターにてお買い求めください。イベント等で販売する場合もございますので、その都度お知らせします。https://www.fungarden.jp/product-list?keyword=%E9%A6%99%E8%BE%9B%E5%AD%90&Submit=

★栽培方法
基本的に、栽培する地域のトウガラシ、ピーマン慣行法に準じます。地域差がありますが、関東地方での露地栽培の時期は下記のとおりです。
4月下旬~5月上旬(定植) ⇒ 8月中旬~11月中旬(収穫)
<土作り>
施肥の目安:
100㎡あたり 化成肥料(8-8-8)12kg、苦土石灰15kg、堆肥300kg
				その後生育を見ながら化成肥料で追肥(月1~2回)
プランターや鉢で栽培する際は、市販の園芸用土を使用すれば、追肥のみでOKです。
<定植>
条間110cm×株間75cm以上 最終的に草丈は100㎝を超え、枝が広がりますので、株間はある程度広く取ってください。プランターは1つに1本としてください。苗は寒さに弱いので、露地栽培の定植は最低気温が10℃くらいになってからが望ましいです。ビニル資材によるトンネルかけも効果的です。乾燥に弱く水が必要なので、有孔ビニルトンネルを使用します。
<栽培>
株が若い間は乾燥に弱いので、水は十分に与えてください。設備があれば潅水も効果的です。生育が順調だと、梅雨後半~明けにかけて、株が急激に大きくなります。地際から分枝の発生が多く、株元が混みあいやすいので、適宜除去します。第一分枝以降は、主枝を決めるよりも半放任で脇芽を多く伸ばして栽培した方が、収量が多くなります。草丈は100cm以上、ハウス栽培では200cm近くになるので、風害を受けやすいです。支柱を設置してしっかりと支えてください。
<病害虫>
比較的病気に強いのですが、青枯病には耐性がないので、ナス科同士の連作は避けてください。また、ウイルス病(ピーマンモザイク病等)に耐性がありませんので、媒介昆虫の防除も行ってください。害虫はオオタバコガの食害を受けやすいので、発生シーズンはこまめに防除をします。温室栽培ではコナジラミが発生し、果実や葉が汚れることがあるので、防除を行ってください。農薬を使用する際は「ピーマン及びとうがらし類」もしくは「とうがらし類」の適用があるものを選定してください※。
※より大きな分類の「野菜類」または「なす科果菜類」でもOKですが、「とうがらし」(「類」がはいっていない)、「ししとう」、「ピーマン」のように限定された分類のものは使用できませんのでご注意ください。
<収穫>
実がオレンジ又は赤くなったら収穫OKです※。第一果や収穫始めの果実は、辛いことがあります。例年並みの気候であれば、11月下旬まで収穫が可能です。霜に当たると、葉や実が急激に萎れますので、栽培終了としてください。
※色付く前の緑色の状態でも食べられます。葉も食べられますので、興味のある方はお試しください。